Opening The Gallery

アーティストチーム鯰は宇部コンフリの一室をギャラリーに作り替えると同時に、その工程で出た廃材や記録した映像を使いインスタレーション作品を作り上げた。

前オーナーはこの建物を呉服店として営めれており、ギャラリーとなったスペースもその一部として使われていた。製作の際にアーテジストはこの建物に泊まり、製作場所と寝食の場所を共にしていた。アーティストのコンセプトでもある日常的な飲み会からの着想はこのタイミングでも行われていたに違いない。飲み会という畏まらない出発点や作り替える際に出てしまう廃材などによって我々の生活から緩やかに作品へと繋がり、彼らの世界観に没入していく展示となった。

ギャラリーとして生まれ変わったこの場所でいかなる展示が行わられるのか期待してほしい。

2018年に結成された表良樹、藤村祥馬、森山泰地のよるチーム。普段はここっのアーティストとして活動する3人は茨城県取手市をベースとし、日常的な飲み会を軸として突破的に活動する。制作と生活の中で感じる何でもない現実から発想し、動きのあるインスタレーションや身体を使った表現で作品化する。これまでの展示に鉄工島フェス2018、TOKYO CANAL LINKS#10/2018、景観2019。